滅菌消毒について

3年ほど前、勤務医時代に恐ろしい話を聞きました。
歯科医院でタービン(ドリル)を患者さん毎に滅菌消毒しているところは全体の10%ちょっとくらい、良くても15%ほどだよ、と。

おかだ歯科診療室

また、オープンにあたり診療台を購入した時に愕然としたのは、超音波スケーラー(歯石除去の装置)は常に滅菌して保管しておくのが滅菌の考え方なのに、診療台に常に取り付けておかないと正常に機械が作動しないと言われました。

つまり国産の診療台は、超音波スケーラーをつけっぱなし(=毎回滅菌せずに使い回し)する事が前提で生産されているという事実。

ある歯科医の方が言いました。
ウチの病院では、肝炎や感染症の人は特別に薬液を使って全部消毒しているよ、と。
でも僕は思います。全員に滅菌消毒をしなければ意味はない、と。

そして、僕の尊敬している先生が言いました。
滅菌は愛である、と。
家族に対しても、大切な友人や恋人に対しても、来院して頂いた患者さんに対しても、感染症にかかっている患者さんに対しても、全員に対して同じように愛情を持って機材を滅菌消毒する事は、歯科医療従事者として当然と僕は考えます。

ラーメン屋へ行って席に座ったら、前のお客さんが使った箸と丼が汚れを拭いただけの状態で洗わずに置いてある。清潔なのは爪楊枝だけ。
みなさんどうでしょうか?例え日本一美味しい評判店でも、こんなラーメン屋に通いますか?

恥ずかしながら、現在の日本の歯科医療の滅菌消毒は、飲食店の衛生管理と比べて非常に低レベルだと思います。

おかだ歯科レセプション

前の人の歯垢や血液が付いた器具を、アルコールの綿花でサッと拭くだけ。

せめておかだ歯科に来ていただく皆さまには、絶対の安心と安全を提供する事がわたしたちの義務であると考えて日々滅菌消毒、衛生管理に取り組んでいます。